皆の衆、耳の穴をかっぽじってよぉくお聞きくだされ!
かねてより大工に普請(ふしん)させておった、我らが新栄番所『うらばん』の表看板(公式の立て札)に、ついに立派な**「投書箱(メールふぉーむ)」**がしつらえられたぞ!
「南蛮渡来の “えす・えぬ・えす”(SNS)とやらは、どうにもからくりが分からんでいけねぇ」 「世間の衆に向けて大声で呟くのは、ちと恥ずかしいわい」
そうやって文(ふみ)を出すのを渋っておった、奥ゆかしい御仁(ごじん)たちよ、長らく待たせたな!これでもう安心じゃ。 これからは、飛脚(ひきゃく)を呼ぶ手間も、見慣れぬ “あかうんと” とやらを作る必要もねぇ!
この真新しい「投書箱」からならば、誰の目も気にすることなく、直接我らの元へ、お主の笑い話や泣き言をしたためた文をこっそり投げ込むことができるのじゃ。
さぁさぁ、遠慮は一切無用!矢立(やたて)の墨をたっぷりとすって、どしどしと熱い文を送ってくだされ! 番所の役人一同、飛脚いらずの「電子の文(メール)」が届くのを、首を長ぁくして待っておるぞ!